火災調査探偵団

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zoom RSS 津波火災-2

<<   作成日時 : 2012/01/28 12:41   >>

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 1月27日に消研センターで防災講演会があり、テーマが「消防の視点からみた東北地方太平洋沖地震」であった。さまざまな視点から調査されているだけあって、大変参考になった。(我が国の「火災災害研究」の課題は別にして。) 
 その中で、「気仙沼での火災について」として、篠原雅彦(消防研究センター)氏が報告された内容は、たいへん興味を覚えた。一つに、写真の陸上自衛隊の撮影映像についての解析で、この写真はてっきり大島の山林火災の様相を撮影したものとばかり思っていた。確かに、その前後の映像からは、気仙沼市内であるとはわかっていても、斜めからの映像なので、山の斜面を撮影していると思っていたが、これが、気仙沼市、内の脇・朝日町地域と大浦・小々汐地域全体を撮影しており、特に、漁港付近の火災を特定できていることに感心した。当時、この気仙沼市潮見町地域の県合同庁舎屋上に避難した男性(40歳)の供述やホテル上階から見ていた人の話と符合する。
 もう一つは、このホームページ上で「津波火災」として、掲出している論文の不備に気付かされた。
 このホームページの論文を作成した当時は、様々や写真などから、「津波火災を、流木などのがれき材に火が着いて漂流しているもの」とされていた。しかし、海水をかぶった木材を着火させることは容易ではないこと、津波火災が都市部だけに発生し、農村地域にはほとんど見られないこと、から、津波により流出した「屋外タンクからの油」による影響として「海面油面火災」と名付けた。しかし、この言葉ゆえに、「油面」が火炎形成であるかのように思われてしまったことだ。養殖場の木枠・浮き・網や倒壊家屋の材木類などが、漂流して、それが「燃えている」ことは間違いの事実である。特に、波間に一直線に広がる火面は、波に漂う木材類によるものであり、「油のみが燃えている」ことはあり得ない。水面で油が拡散すると「火が着かない」ことは自明で、また、水面上の油は吸着マットを浮かべると吸い上げられるように集まることから、流木などのがれき類がその役割を担ったものとなっている。記載されてはいるが、不十分な表現と言葉足らずから、誤解を受ける文章となっていることに気付いた。後ほど改正します。
 なお、3月15日4時30分頃の「火災旋風」の提言がなされていたが、帰宅後確認すると、このホームページ上の写真、[内の脇3/15,朝5時]が、この方向を撮影したもので、大きな火柱ではあるが「火災旋風」には?と思えた(篠原氏には後日連絡します)。 近々、全消長会編纂の緊援隊活動報告集がでるが、3月15日には、現地に緊援隊の部隊が少し遠いが消火活動しており、この報告集で特定される個別部隊からの各地域での現場見分が「火災研究」の精度を高めるものになるのではと思う。さらに、今後、消防機関が緊援隊として活動している写真類は、「火災を撮影している。」ものもあるように思える。研究の対象が広がるにつれて様々な知見が反映されて、実りあるものになっていけばと思う。 

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